ノンストップいぐざむ

細かいことは気にしないで生きています。

なろう小説を考えてみたんだが……

 

 

僕はたまに趣味で小説を書いたりすることがあるんですけど、そうなるとやっぱり気になってくるじゃないですか。

なろう小説ってヤツがさ。

※なろう小説とは「小説家になろう」という小説投稿サイトに投稿された小説のこと。人気の作品はマンガになったりアニメになったりして大変夢がある。昨今流行りの、普通のおっさんが異世界に転生して最強スキルで無双するような作品は大体これ。

 

僕はなろう系にハマるタイプではないのであまり詳しくは知らないのですが、なんかどうやらあんまり文章力がなくても、設定とかキャラがオタクたちに刺さればそれだけでワンチャンあるみたいなんですよね。

人気が出る設定のパターンもある程度決まってて、とりあえず主人公が最強で美少女にモテて、主人公のことをバカにしてる奴らを見返せばいいみたいです。

ね、簡単でしょ?

 

というわけで僕も、テキトーにストーリーを考えてみたんですよ。バイトの接客中とかに。

お待たせしました~~お探しの商品はこちらですね~~

とか言いながら美少女の名前とか考えてました。

 

 

 

 

俺ならそんな店絶対行きたくない。

 

 

はい。

というわけで考えたから発表します。

 

題して「弱点を見抜くチートスキルを手に入れた俺、異世界メスガキ美少女と組んで無双。~オッサン、こういうの好きだろ?王族すら手玉に取って大逆転の勝ち組成り上がり~」

 

事故で死んだあと異世界に転生して、神様から弱点を見抜くスキル「ウィークポイント」を与えられた主人公。そのまま最低限の装備を持たされて平原に駆り出される。

こんなスキルだけを与えられても肝心の戦闘力がなくちゃどうしようも……と嘆く主人公の元に、突如として女盗賊が現れる。

女盗賊はボインでバインで髪の毛はピンクで戦闘が日常のはずなのになぜか露出しまくり。

「うわぁ♡見るからに貧相な冒険者、これは絶好のカモね♡」

戦闘経験のない主人公は、女盗賊に襲われるとたちまちコテンパンにされてしまう。

 

「あんた弱いね♡レベルいくつ?」

「俺のレベル......?レベルは1だが......」

「えーマジ!?レベル1!?キモーイ、レベル1が許されるのは小学生までだよねーキャハハハハハ」

完全に自分が上位だと確信する女盗賊。

 

「ざぁこ♡ざぁこ♡オンナひとりに手も足もでない♡よわよわ冒険者くん♡かわいそうだから一回だけ攻撃させてあげるね♡まぁ、あんたの攻撃なんて痛くもかゆくもないから意味ないけど♡」

くそ……どうしたら、と主人公が女盗賊を見つめたそのとき、主人公の目に何やら文字が浮かび上がる。

「左耳……息ふきかけ……?」

これが例のスキル「ウィークポイント」の効果ということなのか……?迷っている暇はない、とにかく行動だ!

 

「ざぁこ♡ざぁこ♡どうしたの?早く攻撃……あはぁぁぁんらめぇぇえええぇぇぇぇぇ!!!!!」

左耳に息をふきかけられた途端、喘ぎ苦しむ女盗賊。そして主人公の目には次々と女盗賊の弱点が……!

「左わき腹……そして首筋……!」

「あひぃぃいぃ♡そんなところ攻めたららめなのぉぉぉ♡おかしくなりゅぅぅぅぅ♡」

 

 

 

 

……とまぁこんな感じで。弱点を見抜ける主人公がやりたい放題するというお話です。

全くおんなじ図式で様々な属性の美少女たちを虜に出来るというお得な設定です。

 

で、肝心の成り上がりの時は、王族のおっさんとかの弱点を見抜いたあと、例の女盗賊のヒロインが

「ざぁこ♡ざぁこ♡国のえらーい人なのにこんな格好で恥ずかしいね♡我慢しないで国の秘密、いっぱい出しちゃえ♡」

とかいってコテンパン(意味深)にして…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

待ってください。

 

まだ見捨てないでください。

 

 

こんなクソアイデアで終わりじゃないんです!

もう一個、別の作品のアイデアがあるんです!聞いてください!今度こそ大丈夫です!

 

もう一個のアイデアは

 

 

異世界に転生した主人公が神様から「罵られた分だけ能力が上がる」というスキルを与えられて

ヒロインのメスガキに「ざぁこ♡ざぁこ♡こんなモンスターも倒せないなんて恥ずかしいね♡」とか

サブヒロインの清楚系に「えっと、あの......これ言わないとダメなんでしょうか……?では、コホン………こ、このみっともない汚いブタめ!みじめな姿がお似合いですね!?」とか

言われることによって能力が格段に上昇した主人公が敵をバッサバサとなぎ倒し………

 

 

 

 

 

 

っておい。

 

同じじゃねーか。

 

 

 

頭の中こんなのしかないんかい。

 

絶望だよ。もう絶望。

まさか自分がこんな情けない大人になるとは思わなかった。

僕だって小さなころは可能性の塊だったはずなんですよ。家庭環境にだって恵まれてたし、なんにだってなれたはずなのに。

まさかこんなただのメスガキ大好きおじさんになってしまうなんて......

 

いったいどこで間違えたんだろう。

 

 

雑魚雑魚ブログ書きだよほんとに、ざこざこのざぁこざぁこ

 

 

 

……ざぁこざぁこ?

 

 

 

 

ざぁこ♡ざぁこ♡

 

─完─