怒られたいです。
最近気づいてしまったんですけど、怒られるのってよくないですか?
いや、別に頭がおかしくなったわけでも、ドMなわけでもなくて
怒られてるときって、”社会の荒波に揉まれてる”感があっていいと思うんですよね。
僕が思うに、社会から認められる方法って二つあると思ってて
一つ目は、社会に貢献すること
二つ目は、苦しいことに耐えて歯を食いしばっていること
です。
一つ目はまぁもう説明不要ですよね。
単純に、社会で役に立ってるから偉い。っていうそういう当たり前の話です。
問題は二つ目。
これはつまり、苦しい目にあっている=頑張っている=偉いっていう感覚です。
これはもしかしたら日本人特有の感覚なのかもしれないんですけど
別に何か成し遂げたわけでも、役に立ってるわけでもないけど
辛いことに耐えてるっていうだけでも、なんかすごいやつ、立派なやつみたいに見られる風潮ってありませんか?
つまり、上司などから怒られているだけで、なんとなく社会から認められる人間になれるんですよ!
僕はここに目を付けた。
僕のような、なーんの役にも立たん、なーんのスキルも持ってない
路傍の石、ごみカス、うんこ製造機、掃除機に溜まった謎のもこもこ
そんな形容詞が似合うこの僕でも社会から認められる唯一の方法がこの
「怒られる」
っていうことなんですよね。
また一つこの世の真理に気付いてしまいました。
生き馬の目を抜くような、変化の激しいこの時代に(ちなみにこのフレーズは僕が知る限り高度経済成長期の頃から使われ続けている。じゃあもうずっとそうなんじゃん)
変化についていけず、スキルや生活の基盤を手に入れられなかった哀れな同胞たちよ
ご安心ください!!
なんの生産性もなくても、甲斐性がなくても社会から認められる
そんな夢のような方法が、この度発見されました!!!
どうせ役に立たないのなら
いっそミスをしよう!!
人に迷惑をかけよう!!!
そして怒られれば怒られるほど
君は、社会に認められる人材になる!!!!!
これからは
”怒られ”の時代だ!!!!!
一億総怒られ社会!!!
新時代の新定番!!!
この夏、最高の怒られが君を待っている~~~!!!!!!
あ、クビですか?
はい......はい.....すみませんでした......
─完─